来週末に開催されるF1モナコGP(29日決勝)から、レース中のタイヤ空気圧がF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)と公式タイヤサプライヤーのピレリによってチェックされることになると報じられている。
【バルセロナ合同テスト3・2日目結果】フェルスタッペン100周超えを走行しトップで終える
今季はレース中のタイヤ空気圧を従来よりも高めに設定しなくてはならないルールが導入されており、これによって高いグリップを得ることが難しくなっている。
ところが、最近、いくつかのチームがルールの抜け穴を見つけ、ホイールのリムに特別な仕掛けを設けることにより、クルマが走行している間だけ空気圧を下げる仕組みを取り入れているようだとのうわさがささやかれていた。
そして、F1では早速それに対応したことが明らかとなった。
伝えられるところによれば、今回、実際に走行中のタイヤ空気圧をモニターできるシステムが開発され、来週モンテカルロ市街地サーキットで行われるモナコGPから早速これによるチェックが開始されるという。
ピレリのモータースポーツ責任者であるポール・ヘンベリーは、F1公式テストが開催されているバルセロナで次のように語った。
「これは来年の導入を目指して取り組んでいたものだ。少し早めに導入することになるが、我々の観点からは必要不可欠なものだ」