※訂正:三菱自動車は、発表したプレスリリースで内容の一部に誤りがあったと訂正した。『アウトランダー(ガソリン車)』が追記され、5車種となった。
三菱自動車は18日、燃費試験不正問題に関し、国土交通省へ追加の報告書を提出した。
■報告書でRV車などの5車種が机上計算
アウトランダーPHEV
デリカD:5
その報告書では、『アウトランダーPHEV』、『アウトランダー(ガソリン車)』、『デリカD:5』、『RVR』、『パジェロ』の5車種について、過去の試験結果などを基に、机上計算を実施していた。
また、法に定められた成績書を作成する際、試験日、天候、気圧、温度等を事実と異なる記載をしていた。
『RVR』は、走行抵抗を実測せず、不正に操作された他車種のデータから机上計算されていた。
RVR
『パジェロ』ガソリン車は、過去の測定データの中から、転がり抵抗と空気抵抗を『別の車の低い値』を恣意(しい)的に組み合わせて使用していた。
■差は小さいため販売は継続
法に定められた「惰行法」にて走行抵抗を測定し直したところ、諸元値に対し±3%程度のバラツキはあったものの、差は小さいとして販売は継続する。