メルセデスAMG、ロズベルグが出て行くならアロンソも選択肢の1人
メルセデスAMGのビジネス部門エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフが、今季いっぱいで現在の契約が満期を迎えるニコ・ロズベルグとの契約更新交渉がまとまらなければ、フェルナンド・アロンソ（マクラーレン・ホンダ）も次期ドライバー候補に入ってくるだろうと語った。
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■ロズベルグとの契約延長交渉はこれからが本番か
先週末のF1スペインGP決勝でチームメートのルイス・ハミルトンとの同士打ちによりリタイアに終わったロズベルグは、目指していた開幕5連勝には届かず、昨シーズンからの連勝記録も7でストップしてしまった。
だが、バルセロナを訪れていたダイムラー（メルセデスの親会社）のディーター・ツェッチェ会長が「どちらのドライバーとも来シーズンとの契約が結ばれている」と語ったことから、すでにロズベルグとの契約が締結されたようだと報じられている。
だが、実際のところ、ロズベルグとの契約延長はまだ正式に決まっているわけではないようだ。今回、別のインタビューの中でヴォルフがロズベルグとはまだ交渉の途中であることを明らかにした。
■2014年にはアロンソとの交渉はできなかった
少し前に、フェルナンド・アロンソ（マクラーレン・ホンダ）が、昨シーズンにはほぼメルセデスAMGへ移籍しそうなところまで話が進んでいたと語ったことが報じられたが、スペインの『El Mundo（ムンド）』からこの件についての質問を受けたヴォルフは次のように答えた。
「フェルナンドは自分にどういう選択肢があるかを探っていたし、そのうちのひとつがメルセデスAMGだった」
「彼は我々と話をしたが、我々としては交渉を進めることはできなかった。我々はルイスとの間に彼との契約延長交渉をしている間には、ほかのドライバーと話はしないと約束していたからね。だから我々はそうしなかったのさ」
■ロズベルグとの交渉が不調ならアロンソも選択肢に
「フェルナンドは過去を通じて最高レベルのドライバーだ。そして私は彼の性格も好きだよ。だが、我々が現在優先的に考えているのはニコ（ロズベルグ）なんだ」
そう続けたヴォルフは、次のように付け加えた。
「もし彼（ロズベルグ）が契約更新を望まなければ、我々としてもほかの選択肢を検討することになるだろう。例えばフェルナンドとかね。彼の年齢は問題にはならないよ。彼の速さもやる気も失われてなどいないからね」
