2016年F1第5戦スペインGPが5月15日(土)、バルセロナ-カタルーニャ・サーキット(1周/4.655km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた決勝でレッドブルのマックス・フェルスタッペンが初優勝を飾った。
【結果】F1スペインGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
●【動画】メルセデスAMG、1周目に2台でクラッシュする映像/F1スペインGP決勝レース
18歳7か月のフェルスタッペンはこれまでセバスチャン・ベッテル(当時トロロッソ/現フェラーリ)が有していたF1最年少優勝記録を大幅に更新した。
レースはスタート直後に大波乱が起こる。2番手スタートのニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がターン1でポールポジションからスタートしたチームメートのルイス・ハミルトンを追い抜く。だが、ターン3への入り口でチームメート同士がクラッシュ。ここで2台ともにリタイアとなってしまった。
その後、レッドブルのダニエル・リカルドとフェルスタッペンが1-2体制でレースをリードし、それをベッテルとキミ・ライコネンのフェラーリ勢が追いかける形となる。この4台のうち、リカルドとベッテルが3回ストップ作戦を取り、フェルスタッペンとライコネンは2回ストップで走り切る作戦を展開する。
結果的に3回ストップ作戦を取ったリカルドとベッテルが後退、リカルドのピットインの間に先頭に立ったフェルスタッペンが最後まで堂々とレースをコントロールし、先頭でチェッカーフラッグを受けた。
2位にライコネン、3位にベッテルのフェラーリ勢が入り、表彰台に上った。
4位以下は次の通り。
4位ダニエル・リカルド(レッドブル)、5位バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、6位カルロス・サインツ(トロロッソ)、7位セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、8位フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、9位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、10位ダニール・クビアト(トロロッソ)。
マクラーレン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソがトラブルにより無念のリタイアとなったものの、ジェンソン・バトンが9位に入賞し、前戦ロシアGPに続いてポイントを獲得した。
次戦、2016年F1第6戦モナコGPは、5月26日(木)現地時間10時(日本時間17時)に開幕。決勝は5月29日(日)現地時間14時(日本時間21時)にスタートする。
|