F1スペインGP決勝レース、オープニングラップの4コーナー手前で目を疑うような光景が飛び込んできた。
スペインGPにおける最強メルセデスAMGの最大の敵は、ライバルでもなく、トラブルでもなく、チームメート同士だった。
スタートでニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)を牽制するルイス・ハミルトン。しかし1コーナーでロズベルグが外から被せるように抜いてトップへ。
3コーナーを抜けて、短いストレートで再びオーバーテイクしようとイン側にマシンを振るハミルトン。すかさずロズベルグもイン側にマシンを振ってガードする。
イン側を閉められたハミルトンは次の瞬間、芝生にタイヤを落としコントロールを失いスピン。そのままロズベルグへ突っ込み、2台ともにグラベルへ。
右フロントタイヤを失いグラベルへ突っ込むハミルトンは、「やってしまった・・・」と言わんばかりに思わず両手でバイザーを覆った。
マシンを止めたロズベルグは悔しそうな表情でグラベルを歩く。ロズベルグの連勝記録を止めたのは、「同士打ち」だった。
66周のスペインGP決勝レースは現在60周目、トップは18歳のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だ。
■【動画】Race: Mercedes drivers out on lap one after colliding(1:27)[F1.comへ]
●【結果】F1スペインGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
●【動画】メルセデスAMG、1周目に2台でクラッシュする映像/F1スペインGP決勝レース