ハミルトンF1休養の怪情報
いささか荒唐無けいな話だが、F1スペインGPの舞台バルセロナで、ルイス・ハミルトン（メルセデスAMG）の将来に関するうわさがささやかれている。
【結果】F1スペインGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
14日（土）の予選では会心のポールポジションを決めたハミルトンだが、最近、彼が乗るマシンの信頼性は落ち込んでいる。その間にチームメートのニコ・ロズベルグは昨シーズン終盤から7連勝。スペインGPでは予選2番手から8連勝を狙う。
「悪い流れに終止符を打ってみせる。ルイス（ハミルトン）も乗り越えるだろう。それは確かだ」と最近の問題について語るのは、メルセデスAMGの技術主任パディ・ロウだ。
■根拠その1- マシンの信頼性
あまりの信頼性の低さに、メルセデスAMGは2016年、ドイツ人のロズベルグにタイトルを取らせたがっているのではとの陰謀論も飛び出した。チームもハミルトンも、その事実を否定している。
しかしハミルトンは予選の1日前（5/13）、なぜ今年になってメルセデスAMGが人事異動を行なったのか「皆目わからない」と話を蒸し返していた。両ドライバーのエンジニアとメカニックが、そっくり入れ替わったのだ。
とは言え、ハミルトンは次のように語る。「今までの問題はメカニックたちと何の関係もない。この3年半というもの、彼らはニコ（ロズベルグ）と僕のためにすばらしい仕事をしてきたのだから」
■ 根拠その2 - 派手なライフスタイル
ハミルトン休養説には、もうひとつ根拠がある。サーキット外の行動がいよいよ仕事に影響しはじめたというのだ。少なくとも彼の振舞いからは、F1への情熱が失われつつあると取られても仕方がない。
「ドイツからの話として、ハミルトンは今季いっぱいでF1休養を考えている」とF1スペインGP開催中のバルセロナから伝えるのは、イギリス『Times（タイムズ）』紙。
同じくイギリスの『Daily Mail（デイリー・メール）』紙も次のように報じる。「単にうわさ以外の何ものでもないが、パドックでは、ハミルトンが今季終了後に1年の休養を取ると言われている」
あるF1チーム代表者は、ハミルトンの集中力に陰りが見えると話す。
「レース以外の行動に気を取られているに違いない。ただでさえ連戦連敗で集中力を高めなければならない時期にあれでは、よけいに邪魔だ」
「3度も取ったあとでは、もはや彼もF1タイトルに執着しないのかもしれない」
