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チームメートが変わるサインツ「チームの環境が良くなるかも」

2016年05月12日(木)20:21 pm

カルロス・サインツは、チームメートだったマックス・フェルスタッペンのレッドブル昇格に希望を見いだしている。

F1スペインGP(15日決勝)から、レッドブルのダニール・クビアトがトロロッソに移り、代わりにフェルスタッペンがレッドブルで走る。

■自分にとってもいいことだとサインツ

21歳のサインツは、母国グランプリを前にした11日(水)に、スペインのメディアに対して次のように話した。

「今後1、2年でステップアップすることが僕の目標であり、それが僕の考えていることだ。外からどう見えるかは分かっているよ。この件を知ったときには、当然、自分なら良かったと思ったのも本当だ」

「でも、僕にとってもいいことだと思うんだ。レッドブルは僕たち2人の結果を見ているわけだから、僕にも来年か2018年にステップアップする可能性がある」

F1チャンピオンを目指すなら、ほかのチームへの移籍を目指すべきではないかという質問に、サインツはこう答えた。

「もちろん、フェラーリやマクラーレンなどほかのチームについても考えられる。でも、中短期的な目標はあくまでもレッドブルだ。彼らは僕のキャリアに大きな投資をしてくれたんだから、僕もそれに報いたい」

■フェルスタッペンとの間に「緊張はあった」

フェルスタッペン昇格の背景には、サインツとの関係悪化もあったと言われている。フェルスタッペンのエンジニア2人もチームを辞めた。サインツは次のように話している。

「緊張はあった。でも、それはほかのチームでも同じだと思う。マックスと僕のライバル関係は去年からあったものだ」

「その点でもいいことだと思う。新しい人たちが加わってチームが少し冷静になる。最終的には、チームが選手権5位を獲得する助けになるはずだ」

■クビアトとは旧知の仲

新たにチームメートになるクビアトは、サインツと同じ1994年生まれだ。

「お互い12、3歳の頃から知っている」

「彼はレッドブルを去ることになったけれど、だからといって才能を失ったわけじゃない。僕がGP3でレースした頃と同じか、さらに成長しているはずだ」

「忘れちゃいけないよ、彼は去年、リカルドより多くのポイントを獲得したんだ。僕より1年多く経験しているし、このチームはすでによく知っている。だから、すごく手強い相手になるはずだ」

「それに、これでチームの環境が良くなり、僕たちの良い関係が後押しになって、選手権5位フィニッシュにつながるかもしれない」

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