ロシア人の元F1ドライバー、ビタリー・ペトロフによると、ロシアでF1チーム結成の計画が進行中だという。
ルノーやケータハムでF1を戦った後、現在はSMPレーシングでスポーツカーに乗るペトロフ。同チームの母体は富豪ボリス・ローテンバーグ率いるSMP銀行だ。
ローテンバーグの最終目標はF1チームとしたうえでペトロフは、ロシア『Sport Express(スポルト・エクスプレス)』に次のように語った。「いずれ実現すると確信している」
まだ31歳と若いペトロフ。彼がドライバーの筆頭候補に?「だと良いね。僕はいつも、その気だ。でもそれを決めるのは、ボリス・ローテンバーグさ」
実際のところ、第一の候補は若手のセルゲイ・シロトキンだ。SMPの支援を得たシロトキンは今、新生ルノー・ワークスでテストドライバーの一人である。
では、シロトキンに必要なものは?ペトロフは言う。「GP2で好結果をあげる必要がある。彼が今できるのは、それだ」
SMPが初めてスポンサーになったドライバーは、セルゲイ・ズロービン。彼は今、チームのスポーツ・ディレクターだ。
ズロービンは次のように話す。「(F1チーム)を立ち上げる方向で作業が進んでいる。これは遊びなんかではなく、真剣な話だ。F1の内部からも多くのサポートを得ている。今のところ言えるのは、そのくらいだ」