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【マクラーレン・ホンダ】ブーリエ「これからさらなる進歩が始まる」/ロシアGP決勝

2016年05月02日(月)1:35 am

マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が、ソチ・オートドロームで行われたF1ロシアGP決勝を振り返って次のようにコメントした。

【結果】F1ロシアGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数

■エリック・ブーリエ「大きな可能性を示すレースだった」
「2台ともポイント圏内でフィニッシュできたのはチーム全体にとって素晴らしい結果だ。そして、シーズン開幕以来着実に進歩を果たしてきていることをはっきりと示すものだ」

「フェルナンド(アロンソ)は見事なレースを展開し、狡猾(こうかつ)さや攻撃性、そしてチャンスをうまく生かすという彼のよく知られた能力を発揮してくれた。彼のレースは最初の時点で確立されていたと言っていいだろう。オープニングラップでの混乱をうまく利用して14番手から8番手にまで順位を上げていたのだからね。そこからは、彼はトップ10フィニッシュを確実にする走りを見せ、チェッカーフラッグを受けるまでにさらに2つ順位を上げることができた。6位という結果は彼の努力に対する報酬だよ」

「とは言うものの、彼のレースは一人旅のようなものだった。片目で燃料系を見ながらね。4位となったバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)との差を見れば、彼がどれほど保守的なレースをしていたかということが分かる。そして、終盤の何周かでは力のこもった非常に速いラップを行ってみせた。それは、彼がずっと最大のペースで走り続けることができたらどういった結果を達成できたかという可能性を示すものだった」

「フェルナンドのレースがスタートで決まっていたのに対し、ジェンソン(バトン)の本当のレースは終盤にやってきた。彼はオープニングラップの混乱の影響を大きく受けてしまっていたが、彼の特長でもある器用で肝のすわったパフォーマンスを続けてみせ、4台での戦いをずっと繰り広げながら10位でゴールしてみせた」

「このレースは我々の組織全体による総合的な取り組みの成果を示すものだ。マクラーレン・レーシングとホンダだけでなく、我々の重要な技術パートナーであるモービル1もそこに含まれる。彼らのオイルや潤滑剤が我々が進めている開発において重要な役割を演じているからだ。その他のパートナーたちも同じだ。彼らの信頼と信念が報われ始めているのだ」

「我々も1羽のツバメが来たからといってそれで夏が来るわけではないことは分かっている。だが、我々はここでひとつの峠を越え、シーズンを通じてさらなる進歩を始めるのだという確信を抱いている」

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