ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ペーター・クロンシュナーブル)は、BMW 4シリーズ クーペ/カブリオレ/グラン クーペに、優れた環境性能と高い動力性能を実現した新世代ガソリン・エンジンを新たに搭載し、全国のBMW正規ディーラーにおいて販売を開始すると発表した。
■ポイント
・BMW 420i、430i、440iの全モデルに新世代のモジュラー・エンジンを搭載
・新世代の直列6気筒ガソリン・エンジン搭載するBMW 440iでは、従来モデルから最高出力を20馬力、最大トルクを50Nm更にアップすると共に、燃費は最大で約10%向上
・安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」を新たに標準装備とし、BMW 4シリーズの運転支援システムの標準装備内容がさらに充実
今回、BMW 4シリーズ クーペ/カブリオレ/グラン クーペに、BMW Efficient Dynamicsの理念を追求したBMWグループの新しいエンジン・ファミリーに属する新世代モジュラー・エンジンを新たに搭載する。
モジュール構造を採用した新世代エンジン・ファミリーは、気筒あたり排気量が500ccのシリンダーを直列に配置して、総排気量に応じて幅広い出力範囲を実現。また、全てのエンジンに、圧倒的なパワーと優れたアクセル・レスポンス、高い環境性能を実現したBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用している。
■動力性能と環境性能を両立
特に、BMW 440iに搭載される新世代3リッター直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンは、従来モデルであるBMW 435iに比べ、最高出力を15kW(20ps)、最大トルクを50Nm(5.1kgm)さらに向上し、それぞれ240kW(326ps)、450Nm(45.9kgm)を発揮する圧倒的な動力性能を実現。一方で、燃料消費率(JC08モード)も最大で約10%向上し、優れた環境性能も両立している。
■ドライビングの安全性を高める機能は標準装備
装備面においては、BMW 4シリーズ クーペ/カブリオレ/グラン クーペは、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、前方の車両との車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行う「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」など、様々な局面でドライビングの安全性を高める機能が既に標準装備であるが、今回さらに全モデルに「レーン・チェンジ・ウォーニング」を追加し、装備の充実化を行う。
■全モデルにレーン・チェンジ・ウォーニングを追加
「レーン・チェンジ・ウォーニング」は、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線から急接近してくる車両をドライバーに警告することで、安全な車線変更をサポートする先進の運転支援システムである。
■新世代BMWツインパワー・ターボ・エンジン
全てのエンジンに、ツインスクロール・ターボ・チャージャー、高精度ダイレクト・インジェクション・システム、無段階可変バルブ・コントロール・システムのバルブトロニック、バリアブル・カムシャフト・コントロール・システムのダブルVANOSを組み合わせたBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用。
BMW 420iクーペ/グラン クーペの新世代0リッター直列4気筒ガソリン・エンジンは、最高出力135kW(184ps)/5,000rpm、および、最大トルク270Nm(27.5kgm)/1,350-4,600rpmを発生。
BMW 430iクーペ/グラン クーペに搭載される新世代0リッター直列4気筒ガソリン・エンジンは、従来モデルのBMW 428iから最高出力を5kW(7ps)向上し、185kW(252ps)/5,200rpmを発生。最大トルクは350Nm(35.7kgm)/1,450-4,800rpmを発生。
BMW 440iクーペ/カブリオレ/グラン クーペに搭載される新世代0リッター直列6気筒ガソリン・エンジンは、従来型モデルのBMW 435iから、最高出力を15kW(20ps)、最大トルクを50Nm(5.1kgm)さらに向上し、それぞれ240kW(326ps)/5,500rpm、450Nm(45.9kgm)/1,380-5,000rpmを発揮する圧倒的な動力性能を実現している。一方で、EUテスト・サイクルにおける燃料消費率、および、CO2排出量を約10%向上。
■メーカー希望小売価格(消費税込み)
BMW 4シリーズ クーペ:523万円から809万円
BMW 4シリーズ カブリオレ:883万円から901万円
BMW 4シリーズ グラン クーペ:528万円から815万円