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F1中国GPの将来にも暗雲?

2016年04月22日(金)20:31 pm

上海インターナショナル・サーキットで2004年から開催されてきているF1中国GPの将来に暗雲がただよい始めていると伝えられている。

上海インターナショナル・サーキットは、近代F1サーキット設計者として知られるヘルマン・ティルケが設計したもので、当時2億4,000万ドル(現在のレートで約265億円)をかけて建設されたものだ。

このサーキットに関しては、F1ドライバーたちの反応もおおむね良好だ。

ザウバーのマーカス・エリクソンは、「うん、いいサーキットだし、かなり腕が試されるよ。違う走行ラインをとることができるし、いろんなコーナーが組み合わされていてかなり難しいんだ」とコメント。

2007年のF1チャンピオンであるフェラーリのキミ・ライコネンも、「いいレースができるいいサーキットだと思うよ」と語っている。

だが、オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』が報じたところによれば、上海でのF1開催契約は2017年までとなっているものの、それ以降また契約が延長されるかどうか不透明な状態だという。

2004年の初開催以降、数回にわたって開催契約が延長されてきた上海だが、最新の契約が更新された際には開催権料に関して上海のレース主催者とF1最高責任者バーニー・エクレストンとの間でかなり白熱した議論が戦わされており、2011年序盤にはそうした報道もいくつか見られていた。

F1パドックではすでに上海でのF1中国GPも来年で終わりになってしまうかもしれないといううわさがささやかれているようだ。

「僕は、いいサーキットだし、カレンダーに含まれていて欲しいと思っている。もしなくなってしまったらさびしいだろうね」

そう語ったエリクソンのコメントに、ライコネンが次のように付け加えている。

「運転していて楽しいサーキットだ。だけど、僕たちはレースが行われるところに行くだけだし、僕たちがそれを決めるわけではない。バーニーがどこで金をもうけるかを決めるんだと思うし、僕たちはそれに従ってそこへ行くだけさ」

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