現時点では85歳のバーニー・エクレストンが最高責任者として君臨しているF1だが、そろそろその次の時代に備える必要がある。
●フェラーリ会長「アルファロメオのF1復活は名前だけではない」
そう主張するのは、フィアット・クライスラーの最高経営責任者であり、フェラーリの会長職も兼務するセルジオ・マルキオンネだ。
現在、政治的な動きが強まっていると言われるF1だが、フェラーリやメルセデスといった大規模自動車会社が今後数か月のうちにエクレストンを退任に追い込もうとしているようだとのうわさもささやかれている。
現在のF1の状況についてイタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』から質問を受けたマルキオンネは、次のように答えた。
「やることがたくさんあるよ」
「エクレストンは非常に交渉がうまい。だが、遅かれ早かれ、我々はみんな引退することになる」
そう述べた63歳のマルキオンネは、次のように付け加えた。
「そして、そのときのために、我々はすべてを再考し、もっと堅実なF1を作り上げる必要がある。本物の構造を持ったF1をね」
マルキオンネはさらに、例えばアウディのような自動車会社がもっとF1参入を果たせばもっとF1の勢いも増すはずだと語り、次のように付け加えた。
「そうなれば完ぺきだね。フェラーリは最強のライバルを倒すことで伝説を作ってきた。マノーに勝ったところで伝説などは生まれないからね」
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