フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネが、2016年のF1タイトルはまだ手が届くところにあると主張している。
マルキオンネは、ドイツの『Bild(ビルト)』に対し、「当然さ。もちろん、私はまだタイトルが取れると信じているよ」と語った。
■メルセデスAMGもプレッシャーを感じている
確かに、今年のフェラーリは昨年よりもメルセデスAMGとの差を縮めてきているように見える。だが、レース中のアクシデントやエンジンに信頼性の問題が発生してしまったことにより、明らかにライバルに対して出遅れてしまっている。
マルキオンネも『La Repubblica(レプブリカ)』に次のように続けた。
「(パワー)ユニットに2つの問題を抱えてしまったが、修理したよ」
「今のエンジンは複雑だし、誰にとっても信頼性が気がかりだということは認めなくてはならない。それはメルセデスAMGも同じだ。この前目にしたようにね。これは、彼らもプレッシャーを抱えているということを示すものだ」
■フェラーリの活躍にエクレストンもご満悦
一方、F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、今シーズンの開幕前にF1を面白くするにはフェラーリがもっと強くならなくてはだめだと発言していた。
そして、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』によれば、エクレストンは今年のフェラーリに満足しているようだ。
「フェラーリは目覚めたね。彼らには競争力があるし、ここまで2レースは勝っていてもおかしくなかったよ。ただ、彼らは少しミスを犯したし、不運もあった」
そう語ったエクレストンは、次のように付け加えた。
「レッドブルもこの前のレースでは非常に競争力があった。彼らがそれを維持できるかどうかは分からないがね」
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