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【速報】F1予選、中国GPから変更へ

2016年04月08日(金)2:46 am

F1オーストラリアGPとバーレーンGPで大不評の新予選方式「いす取りゲーム式」を変更すべく、木曜日、再度会合が開かれた。

■F1チーム 対 FIAトッド&エクレストンの構図

FIAジャン・トッドとF1最高権力者バーニー・エクレストンは、“退屈な”「2015年予選方式」を議論から除外しており、F1をより面白くするため「2周合算方式」を提案していたが、F1全11チームは「より複雑になる」として拒否。そして、既報のとおり、中国GPから「2015年予選方式」に戻すようあらためて意思表示するため書簡を送っていた。

チーム側としては、十分な検証することなく短期間で慌てて決めても良い方向に行かないことを懸念し、「2周合算方式」か、さらなる「代替案」を出すか、また大失敗の「いす取りゲーム式」を続けるよりも、とにかくF1中国GPから「2015年予選方式」へ戻すことのみを強く希望した形だ。

しかし、シーズン中に基本ルールを変更する場合、チームだけではなくFIAやバーニー・エクレストンを含めた全会一致での合意が必要とされているため、チームのこの動きは中国GPでも「いす取りゲーム式」が継続されることを意味すると見られていた。

■中国GPからは2015年式へ回帰・・・

『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』や『Motorsport.com』など複数の報道によると、中国GPからは11チームが合意して希望していた「2015年予選方式」へ戻されることになったという。チームの書簡を受け取ったFIAジャン・トッドとバーニー・エクレストンが譲歩した形だ。

正式には後日、F1ストラテジー(戦略)グループとF1委員会を経て、FIA世界モータースポーツ評議会の承認を経てからFIAから発表がある。あと数日で、F1中国GPまでに変更が間に合うかはまだ正式ではないが、何も問題なければ決定するだろうと見られている。

■これで茶番劇は終わりか?

バーニー・エクレストンは「みんな忘れてないだろうか。F1の将来のための解決策になっていない。(2015年予選方式は)F1が興奮するためにならなかったのを見てきたじゃないか」と納得していない様子だ。

●F1中国GPのスケジュールはこちら

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