フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)にとって、今年のバーレーンGPには悔しい思い出が残ることになりそうだ。
【画像】アロンソ、テレビ生中継に飛び込み出演、引退勧告したハーバートに口撃
F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の医師から出場許可が下りなかったばかりか、元F1ドライバーのジョニー・ハーバートがテレビ放送を通じて、アロンソはもう引退すべきだ語るといううれしくない出来事も起きていた。
■ハーバートの引退勧告に激怒したアロンソ
現在はF1解説者を務めるハーバートがちょうど生放送を行っていたところに割り込み、怒りを込めて反論したアロンソだったが、ハーバートが自分に対してずっと「攻撃的」だったと後で語っている。
ハーバートがアロンソに対して行った批判的コメントをどう思うかと質問された伝説的元F1ドライバーのジャッキー・スチュワートは、スペインの『AS』に次のように答えた。
■アロンソは最高だとスチュワート
「ハーバートが、彼(アロンソ)はもう運転しないほうがいい、あるいはするべきではないと言ったということは読んだよ」
「もちろん、私はそれには同意できないね」
「彼はすぐに復帰するだろう。願わくは中国からね。だが、1レースや2レース出られなくても問題はないよ。彼にはそうできるだけの余裕があるからね。とは言え、チームにとって彼は重要な存在だ」
「アロンソは現在のドライバーの中では最高レベルだ。恐らく、最高だと言ってもいいだろう。それにこれ以上ない精神的強さを持っている」
そう語った76歳のスチュワートは、次のように付け加えた。
「彼は非常に完成されたドライバーだし、小さなチャンスをものにして勝つことができる」