F1ドライバーたちは、スポーツの意志決定機関にドライバー視点が必要だという。
F1オーストラリアGP後、F1に対して意見を公開したGPDA(Grand Prix Drivers' Association=グランプリドライバー協会)だが、そのチーフになっているアレキサンダー・ブルツに次のステップ、例えば「ボイコットする」などについて質問したが、口は重かった。
唯一、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が語ったことは「時期尚早だよ。まだ処理されている最中だ」と、こちらも口数は少なかった。
一方、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)は記者団に対して次のように語った。
「僕はGPDAのメンバーではないけど、あの手紙は歓迎するよ」
「僕の考えは、ドライバーはもっと意志決定の過程に入り込むべきだと思う。例えば、F1コミッション(委員会)にドライバーがいてもいいと思うよ」
F1委員会は、FIA世界モータースポーツ評議会(FIA World Motor Sport Council)と戦略グループ(Strategy group)の間に位置しており、スポンサー、プロモーター、タイヤサプライヤー(ピレリ)を含むスポーツの利害関係者のほとんどで構成されている。
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