スバル、新「インプレッサ」を世界初公開/ニューヨーク国際自動車ショー

2016年03月24日(木)5:35 am

富士重工業(スバル)は、米国ニューヨークにて開催中の2016年ニューヨーク国際自動車ショーにおいて、新型「インプレッサ」(北米仕様車)を世界初公開した。

新型インプレッサは第5世代目となる。次世代モデルの第1弾として位置づける戦略車だ。

■新型インプレッサ5つのポイント
・新プラットフォーム“SUBARU GLOBAL PLATFORM”を初採用し、安全性能・走行性能を飛躍的に進化

・スバル新デザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”を全面採用すると共に、内外装の質感を大幅向上

・アイサイトに加え、後退時自動ブレーキシステム等、独自の運転支援技術を採用し、優れた予防安全性能を追求

・新開発となる2.0L水平対向直噴エンジンを核としたシンメトリカルAWDシステムを全車標準搭載

・北米仕様車の生産をインプレッサとして初めて米国にて2016年内に開始

■スバル新プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」

新型インプレッサの開発に合わせて全面刷新したプラットフォーム“SUBARU GLOBAL PLATFORM”を採用により、ボディ・シャシーの剛性や強度等を大幅に向上。世界トップクラスの衝突安全性能・危険回避性能や、ドライバーの意志に忠実なハンドリング・快適な乗り心地を飛躍的に進化させた。

この新プラットフォームに、新開発となる「2.0L水平対向直噴エンジン」を核とした「シンメトリカルAWDシステム」や運転支援システム「アイサイト」等の独自のコア技術を搭載。新型インプレッサを次世代スバルの幕開けにふさわしいモデルとして仕上げた。

さらに、量産車として初めて新デザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”を全面採用すると共に、内外装細部の仕上げにまでこだわることで、スバルの次世代Cセグメントを担うモデルとして、クラスを超えた質感に仕上げた。

北米向け新型インプレッサの生産地については、従来の日本から米国に変更し、2016年内の生産開始を予定している。

■スバルらしさを追求したデザイン・パッケージング

<エクステリア>

フロントフェイス:
「ワイド&ロー」スタンス。スバルならではのスポーティな印象を与え、スバルらしいフロントだ。

サイドシルエット:
フロントフェンダーからドアパネル・リヤショルダーまでを繋ぐラインと、リヤに向けて跳ね上がるドアパネル下部のラインにより、ソリッドなボディ表面に躍動(やくどう)感を持たせた。

力強く張り出すフェンダーフレアーは、スバルAWDがもたらす信頼感を感じさせる。

リヤ:
ワイドなリヤコンビネーションランプが表現する、「ワイド&ロー」スタンスで表現。

セダン:
絞り込んだ流麗なシルエットによりスポーティな印象。

5ドアについては、突き抜ける力強いショルダーにより軽快かつスポーティなデザインとした。

優れた空力性能や視界性能を確保し、機能性とスタイリングとの高次元での融合を実現している。

<インテリア>
スポーティかつ先進的なデザインと精緻(せいち)な造り込みを融合させ、クラスを超えたインテリア質感を提供。

シートはクラスを超えた質感。

インストルメントパネル中央に「8.0インチタッチスクリーンディスプレイ」を採用したインフォテインメントシステムは、「Apple CarPlay」や「Android Auto」等に対応。

インストルメントパネル上に施したステッチが、細部まで造り込まれた質感だ。

全面的に進化したインテリアデザインに加え、全方位に渡る優れた視界性能、拡大した室内スペース・カーゴルームなど、スバルならではの機能性についても、より一層の進化を実現した。

<ボディ・シャシー>
旋回性能、操舵応答性を向上。

各部剛性の大幅な向上(従来モデル比1.7~2倍)や、サスペンションなど足回り機構の進化、さらなる低重心化により、操舵時に無駄な挙動がなく、高い直進安定性と路面に吸い付くようなコーナリング性能とした。

車体ねじり剛性を現行モデル比1.7倍に向上。さらに、ステアリングやフロア、シートの振動を大幅に低減し、車格を超えた快適性を実現した。

サスペンションの減衰性能を十分に機能させ、よりスムーズに路面からの振動を収束させた。車体の揺れを従来モデル比で50%低減し、快適な乗り心地を実現。

<パワーユニット>
エンジン、トランスミッション共に振動騒音を徹底的に低減することで、心地良い音を響かせ、動的質感を向上。

新型インプレッサから新採用「FB型2.0L水平対向直噴エンジン」:
従来型自然吸気エンジン比で約80%の部品を刷新するとともに軽量化を実現、出力と燃費の向上を両立した。

トランスミッション:
改良型リニアトロニックを採用。
軽量化により、加速性能と燃費性能の向上を両立した。全車にオートステップ変速を採用するとともに、マニュアルモードについては7速化することで、ドライバーのイメージ通りの気持ちの良い加速感を実現。

■世界最高水準の安全性能
第三者機関からも高い評価を受け続けている安全性能を更に引き上げるべく、新プラットフォーム・先進予防安全機能の採用を核とした大幅な安全性能進化を実現した。

<アクティブセイフティ>
低重心化の追求により、重心高を従来比5㎜ダウン。
大幅な剛性向上や足回りの進化と合わせることで、高性能なスポーツモデルに匹敵する危険回避性能を実現。

<パッシブセイフティ>
衝突時の吸収エネルギーを従来型比で1.4倍に向上した。

<予防安全>
第三者機関からも高い評価を受けている、スバル独自の運転支援システム「アイサイト」を採用。
プリクラッシュブレーキ、全車速追従機能付クルーズコントロール、車線逸脱抑制といった信頼感の高い予防安全・運転負荷軽減機能を提供。

新機能として、アイサイトのステレオカメラを活用した「ハイビームアシスト」を採用。車両前方の状況に応じて、ヘッドランプのハイビームとロービームを自動的に切り替える。

また、ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かし、コーナーや交差点で車両進行方向を照射する「ステアリング連動ヘッドランプ」も採用。インプレッサとして初となる2つのヘッドランプ制御の採用により、夜間走行時の視認性を大幅に向上させると共に、アイサイトの認識性能も高めた。

後退(バック)時自動ブレーキシステムをインプレッサとして初採用。
車両後退時、リヤバンパー内部に装着したセンサーが障害物を検知し、衝突の可能性がある場合、ドライバーに注意を喚起する。ブレーキ操作などドライバーによる回避操作が無い場合、自動的にブレーキをかけ、衝突回避または衝突による被害軽減を図る。

死角検知機能、後退時支援機能をインプレッサとして初採用し、全方位での予防安全性能向上を追求した。

【新型インプレッサの主な仕様】(北米仕様)

ボディタイプ セダン 5ドア
ボディサイズ
(全長×全幅×全高)
4,625 × 1,777 × 1,455 mm 4,460 × 1,777 × 1,455 mm
ホイールベース 2,670 mm
エンジン FB20型 2.0ℓ水平対向4気筒 直噴 DOHC NA
 排気量 1,995cc
 ボア・ストローク 84 × 90mm
 出力 152hp
トランスミッション リニアトロニック
フル電子制御自動無段変速(CVT)
駆動方式 シンメトリカルAWD
タイヤサイズ 205/55 R16
205/50 R17
225/40 R18
乗車定員 5名

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