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エクレストン「ハースに資金援助しない」勝つには10億ドル必要とも

2016年03月20日(日)16:38 pm

近年、F1の新チームは1,000万ドル(約11億1,500万円)のスタートアップ資金がバーニー・エクレストンから与えられたが、ハースはその例外だ。

F1チームは、前年の成績によって年間賞金を稼ぎだす。ところが新規チームは実績が無いため、2010年に当時のバージン(現マノー)、ロータス(ケータハム=撤退)、ヒスパニア(HRT=撤退)がF1に参入した際、エクレストンは彼らにそれぞれ運転資金をあてがった。

エクレストンはF1経済記者のクリスチャン・シルトに、次のように語る。「そもそも(チームの)初年度に払う金は無い」

ハースには、1,000万ドルの運転資金も無しか。

「それでハースが困ることは無いだろう」と『Forbes(フォーブス)』誌に話すエクレストン。「彼らは、F1参入の際にそれを承知している。そもそも彼らの方からF1でやりたいと言ってきたのだ。誰かに頼まれた訳でもあるまいし」

オートメーションシステムの製造会社ハース・オートメーションの成功で大富豪となったジーン・ハース。その彼にエクレストンは警告する、これからハースにはばく大な金がかかると。

「勝利を夢見てF1に参入するからには、レッドブルのように4年で10億ドル(約1,115億円)をつぎ込まねばならない」とエクレストン。「さて、(ハースは)どうするかな」

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