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【正式発表】レッドブルとアストンマーチンが提携

2016年03月17日(木)19:22 pm

レッドブルは17日(木)、2016年F1開幕戦オーストラリアGP(20日決勝)の舞台となるメルボルンにおいて、イギリスの名門自動車会社であるアストンマーチンと提携し、次世代ハイパーカーの開発を共同で推進していくことを発表した。

■ニューイが中心となって次世代市販車を共同開発

すでに、レッドブルの最高技術責任者であり、天才F1カー設計者との評価も高いエイドリアン・ニューイがアストンマーチンの市販車開発に携わるようだとのうわさがあったが、今回の発表によりそれが明らかとなった。

ニューイは今後、アストンマーチンのチーフクリエイティブオフィサーを務めるマレク・ライクマンとともに、アストンマーチンの革新的な新世代ロードカーの開発にあたることになるという。

■レッドブルF1カーにはアストンマーチンのロゴ

アストンマーチンとレッドブルを意味する“AM-RB 001”というコードネームが与えられたこのハイパーカープロジェクトでは、レッドブル・レーシングと、現在はニューイが率いるレッドブル・アドバンスト・テクノロジー、そしてアストンマーチンの3社が一体となり、F1テクノロジーを盛り込んだ時代の先端をいく究極の自動車を設計製造することになるという。

さらに、今回の提携にあたり、アストンマーチンがレッドブル・レーシングのスポンサーとなり、その翼をモチーフとしたロゴがレッドブルの2016年型車RB12のノーズやサイドポンツーン後部に掲示されることになる。

■ニューイの夢を実現させるプロジェクト

今回の発表にあたり、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは次のように語った。

「これはレッドブル・レーシングの全員にとって非常にワクワクするプロジェクトだ。この革新的なパートナーシップを通じて、1960年以来初めてアストンマーチンのロゴがF1レースに戻ってくることになる」

「そして、エイドリアンが率いるレッドブル・アドバンスト・テクノロジーズがF1のDNAを用いて究極的な市販車を製造していくことになる。これは、以前から市販車の設計をしてみたいと願っていたエイドリアンの夢がかなえられる素晴らしいプロジェクトだ。私はこのパートナーシップが成功することを信じて疑わない」

■目指すはF1テクノロジーの市販車応用

また、この新プロジェクトをリードしていくことになったニューイも次のように語った。

「6歳のころから、私は人生において2つの目標を抱いていた。レーシングカーの設計にかかわること、そしてスーパーカーの設計に携わることだ。前者に関してはここまでの私のキャリアそのものとなっている。だが、後者のチャンスに関してはこれまで泡のように消えてしまい、何年にもわたってたくさんのスケッチやいたずら書きが残されただけだった」

「今回、そのチャンスが現実のものとなり、アストンマーチンのマレクや彼の仲間たちと仕事ができることになって非常にワクワクしている。これにより、我々がF1で培ってきたテクノロジーを新たな舞台へ移していくことができるようになる」

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