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2016年F1アメリカGP開催が確定。歌姫を招いて5周年イベントも実施

2016年03月10日(木)17:15 pm

F1アメリカGP(10月23日決勝)の主催者が9日(水)、2016年にも間違いなくオースティンのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)でF1を開催するとともに、そこで人気歌手テイラー・スウィフトのコンサートも行うと発表した。

■今後も長期開催すると主催者

財政状況悪化に加え、テキサス州からも補助金が減額されるなど、今年のアメリカGP開催は非常に不透明な状況となっていた。F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が発行した2016年F1カレンダーにも、唯一アメリカGPのみが暫定扱いとなっている。

だが、レース主催責任者であるボビー・エプスタインは、『Times(タイムズ)』に次のように自信に満ちたコメントを行っている。

「レースは、ここで長期間にわたって開催されることになるよ」

■5周年記念イベントとして開催

2015年はハリケーン接近による悪天候のために来場者が激減。サーキット内の売店にお金を落としていくファンもほとんどなく、財政状況の悪化に拍車をかける事態となっていた。

だが、エプスタインは地元の『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステーツマン)』紙に対し、2016年には多くのチケット販売をもくろんでいると次のように語っている。

「我々としては、今年のイベントでは必要とする資金を再調達できると考えている」

そして、集客の目玉のひとつとして期待されるのが人気女性歌手テイラー・スウィフトのコンサートだ。だが、スウィフトに対しても巨額の支払いが必要となるはずだが、それは大丈夫なのだろうか?

エプスタインは、それについて『Guardian(ガーディアン)』に次のような説明を行った。

「我々は、彼女が抵抗できないほどの額を提示する必要があった。だが、今年は開催5年目の記念すべき年だし、それを祝うだけの価値はある。そういう特別なときには、少しばかり費用がかさむこともあるものさ」

■アメリカ人ドライバーのロッシがマノーの控えドライバーに

一方、昨年マノー・マルシャでシーズン後半にF1デビューを飾ったアメリカ人ドライバーのアレキサンダー・ロッシだが、今季はインディカーに戦いの場を移すことになっている。そのロッシがインディカーと並行して今季マノーの控えドライバーも務めることが9日(水)に明らかとなった。

F1とインディカーのレース週末が重なることも少なくないため、実際にロッシがどれだけ控えドライバーとしてマノーに帯同できるのかは定かではない。だが、F1アメリカGPが開催される10月にはすでにインディカーシリーズはシーズンオフに入っており、場合によってはアメリカGPではロッシがスポット参戦を行う可能性も出てきそうだ。

マノーのレーシングディレクターであるデイブ・ライアンは、ロッシとの契約に関し、次のように語っている。

「彼はこれから非常に大変なスケジュールをこなすことになる。こうしたことは、自己鍛錬に余念のないドライバーだけがこなすことができるものだ」

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