アロンソ「シーズン序盤の目標は予選Q3進出」
フェルナンド・アロンソが、マクラーレン・ホンダにとっての2016年シーズン序盤の目標は予選Q3に進出することだと語った。
今年の第8戦として開催されるF1ヨーロッパGP（6月19日決勝）のアンバサダーに任命されたアロンソは、訪問中のアゼルバイジャンの首都バクーで8日（火）に次のように語った。
「また6月にここに戻ってくるときには、もっと楽観的になっていられると思うよ」
■シーズン序盤の表彰台は困難
アロンソは、少なくとも今シーズン序盤には、マクラーレン・ホンダが表彰台を狙うことは無理だろうと次のように続けた。
「序盤に表彰台に上ることは難しいだろうと思っている」
「だけど、シーズンはすごく長いし、僕たちが短期間のうちにクルマの開発をすることができれば、表彰台も可能だと思っているよ」
アロンソによれば、ホンダは今シーズンに向けて「パワーユニット全体のコンセプト」を変えてきており、それがいい方向に進んでいるという。
「同時に、スピードと信頼性のバランスをうまく保つことが必要なんだ。まずは完走することが必要だ」
■現実的な目標は予選Q3進出
そう語ったアロンソは、現実的に考えれば、シーズン序盤には予選Q3進出を目標に掲げることが適正な目標となるだろうとし、次のように続けた。
「そうできることを期待しているけれど、まだどうなるかは分からない」
「テストの結果はある意味ではよくもあり、悪くもあった。だから本当のパワーバランスがどうなるか、様子を見て行くしかないよ」
「2015年に比べればかなりいい状態になっていると思う。だけど、ほかのチームも同じように改善してきている。ウィリアムズ、レッドブル、トロロッソ、フォース・インディアといったチームがね。彼らに追いつくためには、僕たちには2倍の努力が必要だよ」
そう語ったアロンソは、次のように付け加えた。
「だけど、僕は自分たちが進歩できたことを喜んでいる。そして、それがQ3進出に十分かどうかはすぐに分かるだろう」
今年から予選方式が変わり、Q3に進出できるドライバーは、これまでの10名ではなく8名となる。マクラーレン・ホンダのアロンソやジェンソン・バトンが予選でベスト8に残れるかどうか、その最初の答えは19日（土）に行われるF1オーストラリアGP予選で明らかとなる。
