今シーズンよりアゼルバイジャンの首都バクの市街地サーキットで開催されるF1ヨーロッパGPは、2度のF1世界チャンピオンであるフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)をオフィシャルアンバサダーに任命した。
アロンソは、F1の歴史において、32勝、表彰台97回という最も成功したドライバーのひとりだ。そして、2012年にスペイン・バレンシアでの開催が最後となったヨーロッパGPを含め、過去3回のヨーロッパGP(2005年ルノー、2007年マクラーレン、いずれもニュルブルクリンク開催)で勝利している。
アロンソは3月8日(火)と9日(水)の2日間、バクーを訪問する予定だ。アロンソはバクーを訪れる最初のF1ドライバーとして、建設中のサーキットを視察する。
フェルナンド・アロンソは次のように語った。
「2016年のF1ヨーロッパGPアンバサダーに任命されワクワクしています。
バクーを訪れ、新しいサーキットの設備を検査する最初のF1ドライバーになることは本当に名誉です。
街についての偉大なことを見聞きしていますが、個人的にとても楽しみにしていました。
キャリアの中でヨーロッパGPでは3勝していますが、この素晴らしい新しい場所でF1カレンダーに復帰するプロモーションをさせていただくことは私には合っていると思えます。
実際に、バレンシアで開催された最後のヨーロッパGPで勝ったことは、感情的にいつまでも忘れることはないでしょう。
テクニカルな点で言えば、私も同僚もバクーでのレースを好むでしょう。ストリートサーキットということで、すべてのドライバーが常に爽快なチャレンジをするでしょう。すでにこのサーキットについて学びましたが、これは例外ではないと思います」
バクー市街地サーキットは、世界遺産となっているバクー旧市街の城壁周辺の狭い坂を駆け上がるコーナーや、最高速340km/hに達すると予想されている長いストレートがある。