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【マクラーレン】「最終的な2016年仕様の投入はこれから」エリック・ブーリエ【バルセロナ合同テスト2】3/4(金)

2016年03月05日(土)6:33 am

カタルーニャ・サーキット 全長4.655 km
ドライバー:ジェンソン・バトン
マシン:MP4-31
周回数:121周(563 km)
最速タイム:1分24秒714

■エリック・ブーリエ(マクラーレン・ホンダ/レーシング・ディレクター)「最終的な2016年仕様の投入はこれから」

「われわれはまだ、最終的な2016年仕様でテストを行なっていない。オーストラリアは、新パーツを装着したマシンをもって臨むことになる。テスト期間中、長い距離を走れたのはとても良かった。車体のシステムをチェックする上で重要なことだからだ。昨年はそれができなかった。そういった面では、長足の進歩だ。かなりの信頼性を備えたマシンでシーズンに突入できるので、その方面の自信は間違いなく深まった。基本パッケージは良しとしよう。こんご数週のうちに性能面を高めなければならないが」

「冬のあいだ、非常に野心的な製造および組み立てプログラムを作成した。本国の工場は、常に新たなマシン開発に取り組んでいる。それはそれとして、空力エンジニアたちがパッケージを良くするためには時間を与えてやるのも必要だ。その分、製造時間は削られるが、要はバランスなのだ。われわれモータースポーツの世界では、ありがちさ。さいわい、開発と製造を促進する資金も人材も豊富だ。以前なら、大きな改良版をメルボルン(オーストラリアGP)に持ち込んだら、次のアップデートはバルセロナ(スペインGP)と相場は決まっていた。今はどのレースでも、そんな具合だ。毎週末アップデートを投入するなんて、われわれは慣れっこだよ。今年もメルボルン以降、その流れは変わらない」

「テストプログラムのチェック事項は、多くに完了の印が入っている。たくさん仕事をこなしたのだから、その面では満足だ。だが、これで十分ということでは決してない。たとえ365日、朝から晩までテストをしても足りないだろう。だが、間違いなく好スタートを切った。われわれのポジションは、フルスペックのマシンをメルボルンに持ち込んで初めて分かる。他チームも大きく進歩したはずだ。今のところ、工場ではじき出した数値は実際の走行にしっかりと反映されているので、ある程度の自信はある。かなりのキロ数を走ってもいる。そこから得たデータ量のおかげで気分的により楽だし、準備も整っている。いま予想を立てるのは早い。いずれその時はやってくる。現在はもちろん、メルボルン以降も一生懸命に仕事をするのみだ」

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