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2016年勢力図、ドライバーの予想は?

2016年02月28日(日)20:43 pm

1回目のF1シーズン前テストを終えて、2016年の勢力図をドライバーはどう予想しているのだろうか。

■「勢力図は変わっていない」とクビアト

「冬を越えても、勢力図はあまり変わっていないというのが僕の印象だ」とレッドブルのダニール・クビアトは話している。

2年連続チャンピオンのメルセデスAMGは、2人のドライバーを半日交代にしなければならないほどの走行距離を重ね、その信頼性の高さには驚きの声が上がっている。

対して、メルセデスAMGを追う勢力の先頭と見られているフェラーリは、3日目と4日目にトラブルに見舞われて、半日近く走行できずに終わった。

メルセデスAMGの仕上がりを懸念しているかと聞かれたフェラーリのキミ・ライコネンは、次のように話す。

「どうして心配しなきゃらない?」

「僕たちが関心を持っているのは、自分たちのしていることであって、ほかのチームじゃない。もちろん、もっと周回を重ねたかったけれど、それもテストだ」

■2強に絡みたいウィリアムズ、レッドブル、フォース・インディア

ウィリアムズのフェリペ・マッサは、メルセデスAMGとフェラーリの差が縮まり、そこに複数のチームが絡むと予想。『Globo(グローボ)』に次のように話している。

「メルセデスAMGとフェラーリについては、すごく大きな戦いになるだろう」

「そこに、僕たちとレッドブル、フォース・インディアが加わると僕は思うね」

4日間のF1テストのうち、3日目にトップタイムを出したのはフォース・インディアで、そのタイムから実力を評価する声が上がっている。

■ハースF1は「サプライズ」

フェラーリのBチームとも見られているアメリカのハースF1は、新規参入ながら手堅い走行を見せ、好印象を残した。

「ハースはサプライズだよ」とバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)はフィンランドのテレビ局『MTV』に話している。

F1参戦以来ずっと最後尾だったマノーも、今年からメルセデスエンジンになり、特にパスカル・ヴェアラインは中団チームに引けを取らないタイムを出していた。

マクラーレン・ホンダは1回目のテストではトラブルもあったが、その逆襲には注目が集まっている。

■「F1は常にこうだった」とプロスト

今年もメルセデスAMGが独走すればファンのF1離れを引き起こすのではないかという懸念もあるが、4度のF1王者であるアラン・プロストは次のように語る。

「退屈とは一切関係がない」

「各チーム、各メーカーは、同じ位置からスタートしている。ただ、メルセデスAMGは最高の仕事をした。単純にそれだけのことだ」

「F1は常にこうだった」

「新しいレギュレーションにほかの誰よりも適応したチームがあるからといって、すべてに疑問を持ち始めたらきりがない。差を縮めるために、とにかく努力するしかない、それだけだ」

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