NEXT...F1開催スケジュール

フェルナンド・アロンソ「F1引退など考えていない」

2016年02月24日(水)17:47 pm

マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、最近のうわさを完全否定した。

ロンドンに本部を置く『Times(タイムズ)』紙が、アロンソは23日(火)にバルセロナで行われている今年最初のF1公式シーズン前テストにおいてマクラーレン・ホンダの2016年型車MP4-31を運転してみて、そのクルマのでき次第でこのままF1を続けるか、それともすぐに引退するかを決断することになるだろうと報じていた。

■引退のうわさは否定も「今年もまだ勝てない」

これに対し、アロンソは母国スペインの記者たちにバルセロナで次のように語った。

「ああ、その記事は読んだし、すごく驚いたよ。それについては彼(記事を書いた記者)に聞いてみるべきだと思うよ」

うわさでは、ホンダエンジンが昨年と比べて大きな進歩を果たしていた場合に限り、アロンソが今年もマクラーレン・ホンダに残る決心をするだろうと言われていた。

だが、アロンソは今季型車MP4-31は昨年のクルマよりもよくなっているものの、まだレースで勝つには十分ではないと次のように語った。

「エンジンはまだ速くないよ。でも、もはや昨年のレベルではなくなっているけれどね」

「僕たちは昨年よりは大きく前進できている。だけど、昨シーズンは非常に非力だったことは事実だ。そして、今でもトップからはまだ数秒離されている」

そう語ったアロンソだが、少なくともマクラーレンに関しては目標達成からそう遠いところにいるわけではないと次のように主張している。

「最高のシャシーにするという目標には、もう手が届くところまで来ていると思うよ。多分、ヨーロッパに行くころには達成できるんじゃないかな」

■ホンダの改善が「重要」

イギリスのメディアから、『Times(タイムズ)』が報じた“引退説”についての質問を受けたアロンソは、「もちろん、そんなことはないよ」と答えると、次のように続けた

「僕はここ(マクラーレン)と3年契約を結んでいるんだ。ほかのことは何も考えていないよ」

だがアロンソは、2015年には「恥ずかしい」とまで表現したホンダエンジンが2016年に確実に前進を果たすことが「非常に重要」だと次のように続けた。

「僕はただ世界中を旅して回り、日曜日にクルマに乗り込んで楽しむためにここにいるわけじゃない」

「僕は勝つためにここにいるんだ」とアロンソは付け加えた。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック