フォース・インディアは22日(月)、今年最初のF1公式シーズン前テストがスタートするスペインのバルセロナ-カタルーニャ・サーキットにおいて2016年型車「VJM09」を公開した。
今年はレギュレーションが変わらないことから、VJM09の外観も昨年型車と大きくは変わっていない。チームのテクニカルディレクターを務めるアンドリュー・グリーンは、この新車はコンストラクターズランキング5位を獲得した昨年型車のBスペックバージョンを基本に開発されたものであることを認め、次のように語った。
「2016年型車を製造するにあたって、昨年のBスペックを基本にしたと言える。サーキット上でのパフォーマンスは非常によかったし、ほぼ予想していた通りのデータも得られていた。だから、この堅実な基盤をベースとして開発を続けることができると考えていたんだ」
「2017年にはレギュレーションが変わりそうだということもあり、我々としてはその前の1シーズンのために、ゼロからプロジェクトを立ち上げて我々のリソースを使うことは効率的ではないと考えたのだ」
また、カラーリングも昨年とほぼ変わっていないことに関し、チーム代表のビジェイ・マリヤが次のように語った。
「(VJM09の)色使いは、我々のパートナーと伝統を表現するものだ。私の偏見もあるだろうが、我々の今のクルマはよそと比べても非常に見た目がよいと思っている。だから、2016年もこのカラーリングを続けたいと思ったのだ。うまく機能しているものをわざわざ変えることもないからね」