レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2017年にF1を大幅にスピードアップする計画を断行すべきだと訴えている。
2014年までレッドブルに所属していたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、現在のルールは複雑過ぎてファン離れを招いていると話していた。ホーナーもこれに同意し、17日(水)に次のように語っている。
「ドライバーがスターであるという点はセバスチャンの言う通りだ」
「2017年にチャンスが訪れる。そこでうまくやることが重要になる」
「2017年のシャシー変更で、ドライバーに重きが置かれるようにしなければならない。2017年のクルマは、大きく、これまでと違うものにする必要がある。パワフルでドライバーを限界まで追い込むクルマになれば、ドライバー同士の差も広がる」
「それに取り組む絶好の機会だが、その機会を2週間後に逃さないようにすることが大事だ」
■妥協するより強権を発動すべし
2017年の改革に向けた話し合いは長引いており、今月末が最終締め切りと伝えられている。結論を急ぐより2018年に延期すべきだとの意見もある。
「クリスマス前には、何も変えないという提案まで出た。そうなれば最悪だ」とホーナーは話す。
ホーナーは、FIA会長ジャン・トッドとF1最高責任者のバーニー・エクレストンが決定を下すべきだという立場だ。
「全員を満足させ続けることは不可能だ」
「しかし、異なる立場をなだめようとすれば、結局は変更が薄まってしまうだろう」