ホンダの2016年型パワーユニットに関して心配なニュースが報じられている。
今週、スペインのスポーツ専門紙である『Marca(マルカ)』は、ホンダの2016年型パワーユニットは、昨年のものよりかなりパワーは増したものの、新たに導入された新型ターボの信頼性が著しく低いことがベンチテストで明らかとなったと報じていた。
ホンダではトラブルを抱えることが多かったパワーユニットの設計を見直し、2016年型にはより大型化されたターボユニットを導入したと伝えられている。
だが、『Marca(マルカ)』によれば、ベンチテストにおいてそのターボが破損を繰り返しているという。どうやら「サイズ・ゼロ」と呼ばれる超コンパクトなパッケージングにおいて、十分な冷却が行えないという根本的課題がクリアされていないようだ。
その『Marca(マルカ)』は最新情報として、ホンダは来週22日(月)からバルセロナで始まる今年最初のF1公式テストで「2015年型エンジン」を使うかもしれないと報じている。
これが事実であれば、今年もマクラーレン・ホンダが出だしで大きくつまずくことになるのは間違いないだろう。
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