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【動画:新車発表】レッドブルが新カラーリング発表 シーズン後半に期待

2016年02月18日(木)16:46 pm

レッドブルは、17日(水)に2016年に使用されるF1カーのカラーリングを発表。これまでのデザインを踏襲したものではあるが、昨年よりも光沢を抑えたつや消し調のカラーリングが施され、エンジンカウルには今年のエンジンブランド名となるタグ・ホイヤーの文字も刻まれている。

ほかのチームに先駆けてカラーリングを公開したレッドブルだが、2016年シーズンを開幕ダッシュで逃げ切るという作戦は取りようがなさそうだ。

■2016年シーズン前半は苦戦を予想するホーナー

チーム代表のクリスチャン・ホーナーもロンドンで行われたイベントにおいて「(シーズンの)前半は、後半よりも競争力に劣ることになるだろう」とこれを認めている。

2015年にはコンストラクターズランキングも4位に沈んだレッドブルだが、結局今年も実際にはルノーのパワーユニットを継続使用することになっている。

昨年までレッドブルにワークスエンジンを供給していたルノーは、今季から再び自らのワークスチームを擁してF1への挑戦を続けることになっている。当然、ルノーとレッドブルの関係もこれまで同様とはいかなくなるだろう。だが、ホーナーは、シーズン後半にはルノーの改善に伴ってレッドブルも上向いてくるはずだと考えている。

■カギはルノーエンジンの改善スピード

「ほとんどの人たちがレッドブルにはチャンスはないと考えていることに驚きはしない。だが、うちのチームメンバーの力量を考えれば、レッドブルを見限るのは無謀なことだとさえ言えるよ」

そう語ったホーナーは、次のように続けた。

「今年は、昨シーズン末の段階からいくらか進歩したところからスタートできると思っている。だが、我々のエンジンパートナー(ルノー)はチームを買収してまでやろうとしているわけだし、1年を通じて段階的な進歩が見られるはずだと考えているんだ」

「彼ら(ルノー)には、これまでしばらく見えてこなかった自信が感じられる。彼らは自分たちの技術的体制において、正しい動きをしたようだ。契約先を通じて専門知識を取り入れているし、正しい方向に進んでいるように見える」

そう語ったホーナーは、「彼らにとって最大の問題は時間だね」と付け加えた。

■ワークスエンジンがなくても勝機はある

これまではルノーのワークスエンジン供給先であったレッドブルだが、今年からはルノーにとって唯一の顧客チームでしかなくなる。だが、ホーナーはそうした状況であってもレッドブルが勝つことは可能だと次のように続けた。

「我々がF1タイトルを取った2010年には、彼ら(ルノー)もまだワークスチームを持っていたことを忘れてはならないよ。だから、処遇面で違いが生じるというような心配はしていないんだ」

レッドブルがF1タイトルを4年連続で獲得していた時期には、ほかのチームでは手を出さないようなリスクを伴うシャシー製造を行うことで強さを発揮していたという事実がある。そして、レッドブルのそうした手法は今でも変わらないとホーナーは示唆している。

「我々は多分、すべてのクラッシュテストに最後に臨んだチームだと思う。今週、すべてが完了したんだ」

ホーナーはそう語り、ギリギリまでシャシー開発と製造を行っていたことを明らかにした。

ホーナーは最後に、18日に公開された2016年のマシンカラーリングに関して次のように付け加えた。

「いい感じだね。見た目がいいほうがうまくいく傾向があるんだ。だから、コース上でそうなるのを期待しているよ」

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