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フェリペ・マッサ「2016年にはF1タイトル獲得のチャンスも」

2016年02月17日(水)19:50 pm

ウィリアムズのフェリペ・マッサが、単にまたコンストラクターランキング3位となるために2016年シーズンに臨むわけではないと主張した。

プライベートチームながら、これまで9度コンストラクターズタイトルを獲得している名門ウィリアムズ。だが、巨額の予算を投じることができる自動車メーカー系チームが力を増す中、2013年にはランキング9位にまで低迷していた。

しかし、新ルールが導入された2014年にルノーからメルセデスエンジンへと乗り換えたチームは、マッサとチームメートのバルテリ・ボッタスの活躍もあって一気にメルセデスAMG、レッドブルに次ぐランキング3位に浮上。そして続く2015年シーズンも、メルセデスAMGとフェラーリに次ぐ3位で終えている。

「僕たちの規模を考えれば、ウィリアムズは過去2年にわたって非常にいい仕事をしたよ」

母国ブラジルのケーブルテレビ局『SporTV(スポルティービー)』の番組内でそう語ったマッサは、次のように続けた。

「財政面から見れば、僕たちはメルセデスAMG、フェラーリ、レッドブル、そしてマクラーレンよりも低予算なんだ。だけど、今僕たちは彼らとの差を縮めようと懸命に取り組んでいるし、再びタイトルを取るチャンスも来ると思うよ」

■今年はタイトル争いも可能

マッサはさらに、ブラジルのテレビ局『Globo(グローボ)』にも次のように語った。

「常にタイトルを狙うために頑張っているんだ。よそだってそのために懸命に取り組んでいるから、僕たちも地に足を着けていなくてはならない。だけど、僕は今年のウィリアムズはこれまでで一番進歩を果たせると信じているよ」

「クルマを見れば、僕たちが新しいものをたくさん取り入れていることが分かる。だからフェラーリはもちろんメルセデスAMGとの差だって縮めていけると思う」

「レースで勝利を目指して戦うことができると期待しているし、タイトル争いだってできるんじゃないかな」

■早期に2016年型車開発を開始していたウィリアムズ

そう語ったマッサは、ウィリアムズはタイトル奪還を目指してかなり以前から作業に取り組んでいたと次のように続けた。

「僕たちはかなり以前から2016年型車に取り組んでいたんだ。まだシーズンが終わらないうちからね。ほかのチームとの差を縮めるためには大きく改善するしかないし、そのためにはそうすることが必要だからね」

そう語ったマッサだが、2016年シーズンも過去2年間にわたって絶対的な強さを見せつけたメルセデスAMGが最強であることに変わりはないだろうと考えている。

「彼らが何か大きなミスを犯すようなことさえなければ、2015年のクルマと同じような競争力を発揮できないはずはないよ。レギュレーションは今年も何も変わっていないんだからね」

「メルセデスAMGが今年もすごく強いと確信している。だけど、2015年ほどの強さはないことを期待しているよ。そうであれば、ほかのチームが彼らと対等に戦えるだけの力を持つこともできるからね」

■ボッタスにはF1タイトルを狙える力がある

一方、マッサは非常に高い評価を受けているチームメートのボッタスに関してもコメントを行った。ボッタスは昨年、キミ・ライコネンの後任としてフェラーリへ移籍するのではないかとのうわさが強くささやかれていた。

2006年から2013年まで8年間フェラーリのドライバーを務めた経験を持つマッサは、次のように語った。

「彼(ボッタス)はすごく才能に恵まれているよ。まず、非常に知的だし、すごく懸命に取り組んでいる。彼は成長を続けているし、さらに成長することもできるよ」

「彼にはレースで優勝するチャンスも出てくるだろうし、タイトルを取るチャンスだってあるだろうね」

そう語ったマッサは、ほほ笑みを浮かべながら次のように付け加えた。

「でも、今年は僕のほうが彼よりいい成績を残したいと思っているけれどね」

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