NEXT...F1開催スケジュール

【ホンダF1】パワーは向上も課題は信頼性か?

2016年02月17日(水)16:48 pm

スペインの日刊スポーツ紙『Marca(マルカ)』が、ホンダの2016年型パワーユニットは昨年に比べてパワーを増したものの、依然として信頼性に問題があると報じている。

昨年、23年ぶりに復活した伝説的コンストラクターであるマクラーレン・ホンダは、「サイズ・ゼロ」と呼ばれる非常にコンパクトなパッケージングを施していた。これを可能とするために、ホンダではターボをV型エンジンのバンク内に収めるという手法を用いていた。

イギリスの『Motor Sport Magazine(モータースポーツ・マガジン)』は、ホンダF1プロジェクト責任者の新井康久が2016年仕様パワーユニットに搭載されるターボは昨年のものよりも大型化しており、メルセデスのものと「ほぼ同じサイズ」になっていると語ったと報じている。

だが、マクラーレン・ホンダの「サイズ・ゼロ」というコンセプトは今年も変わっていない。

『Marca(マルカ)』のマルコ・コンセコ記者は、マクラーレンの2016年型シャシーが組み上げられて以降、ホンダ製パワーユニットのベンチテストが行われており、昨年よりもかなりパワフルになったことが認められたと書いている。

だが、その新しいターボはすでに「何度も壊れてしまっている」という。

コンセコ記者によれば、「新型(ターボ)は昨年の1万2,000回転に対し、ほぼ1万回転という低回転で運転されているものの、いまだにオーバーヒートの問題を抱えている」ためだ。

マクラーレンでは21日(日)にインターネットを通じて2016年型車MP4-31を発表することにしており、翌22日(月)から4日間にわたってバルセロナで行われる今年最初のF1公式シーズン前テストで実車がサーキットデビューを果たすことになる。

『Marca(マルカ)』は、テスト初日にMP4-31のステアリングを握るはフェルナンド・アロンソになるようだとしている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック