フィアット・クライスラーの最高経営責任者であるセルジオ・マルキオンネが、アルファロメオがワークスチームとしてF1復活を果たす可能性もあると語った。
マルキオンネは昨年12月にアルファロメオのF1復帰を示唆していたが、そのときにはエンジンサプライヤーとしての復帰となるだろうとほのめかしていた。
しかし、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』のピーノ・アリエヴィ記者は、そうしたマルキオンネの発言によって生まれたものはさまざまな憶測が語られるという「混迷」だけだったと書いていた。
だが、マルキオンネはこれに対し、「混迷? 我々はそれを『関心』という名前で呼ぶことができるよ」と語り、次のように続けた。
「フィアット・クライスラー・グループが安定してきている折でもあり、アルファロメオもスポーツブランドとして復活すべきだし、F1でレースをする可能性に関しても検討すべきなんだ」
フェラーリの会長職にもあるマルキオンネは、具体的にどういう形でアルファロメオのF1復帰を検討しているのかと質問されると、「それはおそらくフェラーリとの協力関係を築くことによってだろうね」と答えている。
具体的に、現存F1チームの中でどことパートナー契約を結ぶことになるのかと質問されたマルキオンネは、次のように答えた。
「いや、アルファロメオはシャシー製造も可能だよ。エンジン製造ができるのと同様にね」
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