NEXT...F1開催スケジュール

フェラーリを警戒するメルセデスAMG、マノーのBチーム化も除外せず

2016年02月14日(日)19:36 pm

メルセデスAMGは、マノーをBチームにする可能性を否定していない。

メルセデスAMGを追うフェラーリは、2016年からF1に参戦するアメリカのハースF1と提携を結んでいるが、メルセデスAMGビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、この関係に懸念を示している。

■フェラーリは頭脳的な選択をした

「そのことについてわれわれは片目で笑って片目で泣いているよ」とヴォルフは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語る。

「フェラーリはハースとの提携で頭脳的な選択をした。それがパフォーマンスとして結果に表れる可能性も十分ある。そうなれば、彼らは見事にうまくやったことになる」

メルセデスAMGも、今年からメルセデスエンジンを搭載するマノーと、フェラーリとハースのような協力関係を結ぶのではないかとうわさされている。メルセデスAMGの育成ドライバーであるパスカル・ヴェアラインは、2016年にマノーからF1にデビューすることが決まった。

マノーはすでにメルセデスAMGのBチームなのかと聞かれると、ヴォルフはこう答えた。

「違う。しかし、パスカル・ヴェアライン以外にも、われわれの風洞の1つを彼ら(マノー)は使うことになる」

■F1にとっては正しい方向ではないとヴォルフ

フェラーリとハースのような協力関係について、ヴォルフは慎重な姿勢だ。

「あらゆる可能性を残しておく必要がある」

「ルールの範囲内で、2チームの協力によってパフォーマンス向上が可能なら、探ってみなければならない」

「私自身は、大規模チームがBチームを使ってある開発方向を試すといったことがF1にとって正しい方向なのか、完全には納得していない。しかし、2017年には大きなルール変更があるから、何らかの価値があるかもしれない」

「しかし言った通り、考え方として正しいことだとは思っていない」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック