昨年マノーからF1デビューを飾ったアメリカ人ドライバーのアレキサンダー・ロッシだが、2016年もマノーのシートを確保できる可能性は高いと考えている。
ロッシは、昨年の第13戦シンガポールGPで、ロベルト・メリーに代わってシートを獲得。以降、第15戦ロシアGPと最終戦アブダビGPを除く5レースに出走していた。
だが、チームの経営体制が変わるとともに、フェラーリに替えてメルセデスエンジンを搭載することになった今季は、マノーのシート争奪戦が繰り広げられている。
ロッシに加え、昨年フル参戦を行ったウィル・スティーブンス、地元インドネシア政府の支援を受けていると言われるリオ・ハリアント、そしてメルセデスの支援を受けるパスカル・ヴェアラインの4人が2つのシートをめぐって争っている状況だ。
「このスポーツではこういうせめぎ合いはよくあることだし、僕もそれには慣れているよ。あまり長引かないことを期待しているけれどね」
イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』にそう語ったロッシは、次のように付け加えた。
「2週間後にはクルマがバルセロナ(で行われるシーズン前テスト)で発表されるけれど、そこが最終期限だと思っている。状況は有望だと思えるし、近いうちに(契約が)結べることを期待しているよ」