かつてベネトンやルノーでチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレが、2016年シーズンにはメルセデスAMGとフェラーリによる戦いが見られることを期待していると語った。
かつてチーム代表を務めていたルノーF1チームが今年から復活することになったが、ルノーがすぐに最強チームのメルセデスAMGのライバルになることは難しそうだ。
2016年のF1シーズンもメルセデスAMGが最強であることに変わりはないものの、フェラーリが昨年よりも差を縮めてくるのではないかと見ている者も多い。
事実、フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、今年はタイトルを取るという目標を大々的に掲げている。
2016年シーズンにフェラーリがメルセデスAMGとF1タイトル争いを繰り広げることができると思うかと尋ねられたブリアトーレは、イタリアの『ADNkronos(クロノス通信)』に次のように答えた。
「そう期待しているよ。とりわけ、ファンのためにそうなって欲しいと思っている」
「メルセデスAMGの技術的アドバンテージが非常に大きいのは確かだが、もしレースで戦いが見られないようであれば、F1そのものにとって有益ではないからね」
そう語った65歳のブリアトーレは、次のように付け加えた。
「誰からも愛されるF1に戻りたければ、少なくとも2つのチームによる混戦状態となる必要がある。それが4チームであればなおのこといいけれどね」