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「アロンソのチーム復帰を望んでいる」とカルロス・ゴーン

2016年02月05日(金)16:41 pm

3日(水)に2016年から再スタートするF1フルワークス体制を発表したルノーだが、発表イベントに登場した最高経営責任者のカルロス・ゴーンがかつて2005年と2006年にルノーでF1タイトルを獲得したフェルナンド・アロンソ(現マクラーレン)のチーム復帰を望んでいることを隠そうとはしなかった。

ゴーンは、スペインの『AS』に対し、「アロンソと契約したいかって? それは確かだ」と語った。

■不遇のアロンソ、ルノー復活もありえる?

ルノーで2年連続F1チャンピオンとなったアロンソは2007年にはマクラーレンに移籍するも、チームとうまくいかずわずか1年で離脱すると再びルノーに復帰。しかし、当時のルノーは低予算で成績も振るわず、最終的にはルクセンブルクの投資会社ジェニイにチームを売却することになる。そして、3度目のF1タイトル獲得に向け2010年にはフェラーリへと移籍していた。

だが、その後5年間在籍したフェラーリでもF1タイトルに手が届かなかったアロンソは、最後の望みを託して2015年に復活した伝説的コンストラクターであるマクラーレン・ホンダに移籍。だが、その初年度はドライバーズランキング17位という厳しい結果に終わっていた。

■アロンソは最高のドライバーだとゴーン

ゴーンは、次のように続けた。

「もちろんそうしたいが、それは私が決めることではない。それを決めるのはチームだし、私は彼ら(チーム首脳陣)の判断を支持するよ」

「これまでのF1活動を通じて、私にも多くの友人ができたし、才能豊かな多くのドライバーたちとも会ってきた。そしてその中でもアロンソは最高レベルだ。彼が現在のF1において最高レベルのドライバーであることは間違いない」

■ルノーが再びF1で雄飛するとき

かつてアロンソを抱えながらも、F1からの撤退に動いた2009年当時のことを振り返りながら、ゴーンは次のように続けた。

「我々がF1を辞めたときは、ホンダやトヨタなどほかの大手自動車会社も同じだが、どこも経済危機の影響を受けていた」

「現在では、我々のF1での歴史をよみがえらせ、自分たちの経験を生かすべきときだと信じている」

■単年契約を示唆するマグヌッセン

フルワークス体制でのF1復帰初年度となる2016年シーズンは、ジョリオン・パーマーとケビン・マグヌッセンというドライバーラインアップで戦うことになるルノー。だが、各ドライバーとの契約期間がどうなっているのかは明かされていない。

契約期間に関する質問を受けたマグヌッセンは、母国デンマークのテレビ局『TV3』に対し、「年数について話していいかどうか分からないんだ」と答えつつも、次のように続けた。

「契約できたことを喜んでいるし、今年はここ(ルノー)にいる。そしてその後はオープンな状態さ」

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