4日、トヨタ自動車は2016年のTOYOTA GAZOO Racing活動計画を発表した。モータースポーツ活動をクルマの持つ「夢」や「感動」をもたらす大切なものと位置づけているトヨタが発表した内容は多岐にわたる。
■WRC
来年からの参戦を予定している「FIA世界ラリー選手権(WRC)」は、ヤリス(日本名ヴィッツ)をベースとしたWRC参戦車を、2017年FIA規定に沿って開発し、着実に準備を進めている。
■WEC、ニュル、全日本ラリーはTOYOTA GAZOO Racingで参戦
「FIA世界耐久選手権(WEC)」、「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」、「全日本ラリー選手権」には、チーム名 “TOYOTA GAZOO Racing” で参戦する。
「WEC」は、東富士研究所で開発された新しいハイブリッドシステムを搭載した新型「TS050 HYBRID」を投入し、年間タイトルの獲得と「ル・マン24時間レース」での初優勝を目指す。
「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は、参戦10年目の節目を迎える。LEXUS RCに加えTOYOTA C-HR RacingとLEXUS RC Fを新たに投入し、3台体制で参戦する。
アメリカでは「NASCAR」の参戦を継続し、南米「ダカールラリー」に参戦するトヨタ車体(株)を支援する。
国内は「SUPER GT」、「スーパーフォーミュラ」に参戦し、「スーパー耐久」には86で参戦する。
■育成プログラム
世界や日本で活躍できるドライバーを育成するためのプログラムとして、ラリーでは「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラム」を、レースでは「TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)」を行う。
参加型モータースポーツは「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」、「TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race」、「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ」を開催。
また、TOYOTA GAZOO Racingのロゴもリニューアル。それに伴い、WRC、WEC、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、全日本ラリーに参戦する車両のカラーリングも統一する。