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ハース、控えドライバーはフェラーリと共有か

2016年02月01日(月)17:14 pm

今年F1参戦を開始するアメリカのハースだが、今季は控えドライバーを指名する計画はしていないようだ。

参戦初年度は、ロータスから移籍したフランス人ドライバーのロマン・グロージャンと、2015年にはフェラーリの控えドライバーを務めていたメキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレスで戦うことになるハース。

だが、アメリカに本拠を構えるハースとしては、少なくとも控えドライバー、もしくはテストドライバーにアメリカ出身のドライバーを指名したいと考えているようだとうわさされていた。

だが、チーム創設者であり、NASCARチームの共同オーナーとしても知られるジーン・ハースは、『SportsBusiness Daily(スポーツ・ビジネス・デイリー)』に次のように語った。

「現時点では、我々には控えドライバーはいない」

「もしフェラーリか、あるいはどこかのチームとの間で共通の控えドライバーを抱えることができれば、それが最善の策になるだろうね」

ハースは、それは近年ではF1カーの安全対策が進み、ドライバーがけがを負うリスクが減ったことにより、通年で控えドライバーを抱える必要性が減少してきているためだと説明している。

「今日ではかなり安全になっているから、一般的に言って、控えドライバーが必要とされるのは、(レースドライバーの)病気か、何かほかの緊急事態のためくらいしかない」

そう語ったハースは、次のように付け加えた。

「控えドライバーは、恐らくみんなが考えているほど重要な存在ではないと思う。NASCARにも普通は控えドライバーなど置かないよ」

フェラーリとの強力な技術協力契約を結んでいるハースは、実質的にフェラーリのBチーム的存在だと言われている。現実的に、フェラーリと控えドライバーを共有することになる可能性が高いと見てよいだろう。

フェラーリでは昨年までグティエレスが控えドライバーを務めていたが、2016年シーズンに関しては誰が控えドライバーとなるのかまだ発表はされていない。だが、昨年テストドライバーとしてフェラーリ入りし、フォーミュラEでも活躍するジャン-エリック・ベルニュがその筆頭候補となる可能性が高そうだ。

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