現在、WRC(世界ラリー選手権)で活躍する元F1ドライバーのロバート・クビサが、今後もラリーへの参戦を継続できるかどうか不透明な状況となっているようだ。
現在31歳となるポーランド出身のクビサだが、ロータス・ルノーで6年目のF1シーズンを迎える直前に参加していたラリー競技で大事故を起こしてしまう。幸い一命はとりとめたクビサだが、あわや右腕切断かという大けがを負ったことでF1を続けることはできなくなってしまった。
それでも、ここ数年は世界最高峰のラリーシリーズであるWRCに戦いの場を移し、レーサーとしての活躍を続けている。
だが、ドイツの『Stuttgarter Nachrichten(シュトゥットガルター・ナッハリヒテン)』が報じたところによれば、クビサは今週末にモンテカルロで開催されるWRCの2016年シーズン開幕戦には出場を予定しているものの、財政的理由によりその後も参戦を継続できるかどうか分からない状況に陥っているという。
BMWザウバーから2006年にF1デビューを飾り、ルノーF1に移籍した2010年が最後のF1シーズンとなっていたクビサは、次のように語った。
「シーズン後半に向けて、いくつか選択肢がある。またサーキットに戻る可能性だってあるかもしれないよ」