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メルセデスにハミルトンとの契約を薦めたレッドブルの誤算

2016年01月20日(水)16:51 pm

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、メルセデスAMGに対してルイス・ハミルトンと契約するよう進言していたことを明らかにした。

2007年から2012年までマクラーレンに所属していたハミルトンだが、2013年にメルセデスAMGに移籍。そして2014年と2015年に連続F1チャンピオンに輝き、通算3度のF1王座獲得を達成している。

■レッドブルへの移籍を望んでいたハミルトン

だが、ホーナーは、イギリスのF1専門誌『F1 Racing(F1レーシング)』に対し、2012年当時のハミルトンは、当時セバスチャン・ベッテルによって連続3度目のF1チャンピオンチームへと突き進んでいたレッドブルへ移籍したがっていたと次のように語った。

「彼はうちでドライブしたがっていたんだ。だが、我々にはセバスチャンがいたし、彼の希望をかなえることはできなかった」

そこで、ホーナーはメルセデスに対し、ミハエル・シューマッハの後任としてハミルトンと契約するよう進言したのだという。7度F1王座についたシューマッハだが、2010年にメルセデスGPからF1復帰を果たすも、その後は勝利を収めることができず、2012年シーズン後に再びF1から引退していた。

■ホーナーの狙いはマクラーレンの弱体化だった

「マクラーレンは2011年と2012年にはかなり戦闘力が高かったし、我々としてはハミルトンにはマクラーレンにいるよりメルセデスAMGにいてもらったほうがいいのではないかと考えたのさ」

そう語ったホーナーは、次のように付け加えた。

「そこで、私はマクラーレンを弱体化させるために、ニキ・ラウダ(メルセデスAMG/非常勤会長)に彼(ハミルトン)と契約するよう働きかけたんだ。そのときはメルセデスAMGが今のような絶対王者になるとは予想していなかったからね」

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