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マルドナードにシート喪失の危機。後任候補はマグヌッセンか?

2016年01月14日(木)11:44 am

ケビン・マグヌッセンが、パストール・マルドナードのシートを奪う可能性が出てきたと報じられている。

すでにマルドナード、そしてジョリオン・パーマーと2016年の契約を結んでいたロータスだが、その後正式にルノーによるチーム買収が確定。ルノーでは新チーム体制を構築するにあたり、ドライバーラインアップの変更もありえることを示唆していた。

だが、その場合、シートを失う可能性が高いと見られていたのはイギリス人ルーキードライバーのパーマーのほうだった。なぜならばマルドナードは母国ベネズエラの国営石油会社PDVSAから1年につき5,000万ドル(約58億7,000万円)とも伝えられる高額のスポンサー資金をチームにもたらすからだ。

しかし、PDVSAが汚職スキャンダルに巻き込まれたことにより、その状況に変化の兆しが出てきているようだ。イギリスの『Telegraph(テレグラフ)』紙は、「ベネズエラの政情不安」によりマルドナードのレースシートにも疑問符が付けられる状態となっていると報じている。

さらに、同紙のダニエル・ジョンソン記者は、昨年マクラーレンの控えドライバーを務めていたマグヌッセンが「新たにルノーに装いを変えるチームと交渉を行っている」ことも明らかとなったと書いている。

『Telegraph(テレグラフ)』は関係者による「マグヌッセンは先週、エンストンにあるチームのファクトリーで2日間にわたって上級管理者たちと交渉を行った」とのコメントを引用している。

マグヌッセンは、2016年シーズンに向けてWEC(世界耐久選手権)のプロトタイプマシンやDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のマシンでテストを行ってきていたが、将来のF1復帰を目指すためにF1チームとの関係も維持しておきたいと語っていた。

『Telegraph(テレグラフ)』では、マグヌッセンがルノーに加入するとしても、2016年は控えドライバー契約となる可能性が高いと思われると付け加えている。ともあれ、今後の成り行きに注目が集まりそうだ。

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