マックス・フェルスタッペンが、2016年シーズンのトロロッソにとって、フェラーリエンジンが強力な推進力になるだろうと語った。
年末年始はドバイで休暇を楽しんでいたことが報じられていたフェルスタッペンは、自身のウェブサイトに次のようなコメントを掲載している。
「トレーニングのためにモナコに戻ってきたよ。来週はさらなるトレーニングのためにオーストリアに向かうことになる」
世界的エナジー飲料メーカーであるレッドブルは、現在2つのF1チームを所有しているが、トロロッソの兄貴分にあたるレッドブル・レーシングは2016年もこれまで同様ルノー製のパワーユニットを使用することになる。だが、イタリアに本部を置くトロロッソは、昨年までのルノーに替えてフェラーリから2015年仕様パワーユニットの供給を受けることになっている。
「なかなかよさそうだよ」
そう語ったフェルスタッペンは、次のように続けている。
「もちろん、常にクルマを改良することを目指している。だけど、最初の兆候は本当に有望に見えるよ。STR10(トロロッソの2015年型車)は高速コーナーではすごくよかった。だから、今年のクルマがどういう力を持っているのか楽しみにしているんだ」
「恐らくフェラーリエンジンが最大のステップだと思う。それにすごく期待しているよ。エンジンが大きく前進すれば、すべてのことがかなりやりやすくなるからね」
2016年にF1ドライバーとして2年目を迎える18歳のフェルスタッペンは、次のように付け加えた。
「エンジンのパフォーマンスだけで1周あたり1秒は速くなると思っているけど、それは大きいよ。だから、直接のライバルたちよりも僕たちのほうが大きく前進できると思っているんだ」