フェラーリと技術提携を結んで2016年からF1に参戦するアメリカの新チーム、ハースは、2月に予定される冬季テストの初走行に向けて準備たけなわだ。
同チームは米ノースカロライナ州に本社機能を有し、かつてマルシャ(現マノー・マルシャ)が英バンベリーに構えていた工場をヨーロッパの拠点としている。そんな彼らは8日(金)、FIA(国際自動車連盟)によって全チームに義務付けられる新車の耐衝撃性テストに合格したことを明らかにした。
ハースはツイッターで次のように述べた。「いよいよ次は、カタルーニャ・サーキットでテストだ」
チーム代表のギュンター・シュタイナーは昨年のクリスマス直前、イギリス『Sky(スカイ)』に次のように語っていた。「すべてが一つに集約しつつある。そんな気がするね」
「ピットの機器類は、ほとんど手元に揃った。持ちものチェックも終了した。バルセロナに着いたら順調にテストの準備を行えるはずだ」
「耐衝撃性テストは1月初旬を予定している。その後、2月22日にバルセロナで始まるテストに向けてマシンを組み上げる」
そのマシンがどんな色調になるか、まだ明らかになっていない。シュタイナーによると彼らは、バルセロナ冬季合同テストが始まる際に新車発表を行う。
「テスト前に何かをする時間的な余裕がないのだ。2月22日(月)に走行が始まるので、できればその一日前にマシンをお披露目したい」