2015年に17歳でF1デビューを飾ったマックス・フェルスタッペン(トロロッソ)の父親ヨス・フェルスタッペンが、息子のことに専念するために自分はモータースポーツからは完全に引退すると語った。
ヨスは、1994年にミハエル・シューマッハのチームメートとしてベネトンからF1デビューを飾り、その後いくつかのチームを渡り歩きながら2003年までF1ドライバーとして活躍。その後は何度か有名なル・マン24時間レースに出走するなど、現役ドライバー活動も続けていた。
43歳となったヨスは、今年のル・マン24時間にも出走するチャンスがあったものの、その話は断ったと先週次のように語っていた。
「今回のプログラムはうまく合わなかったんだ」
ヨスはさらに、母国オランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』に対し、息子マックスの世話に専念するために自分自身はモータースポーツから完全に引退すると次のように語った。
「マックスが成功すること以外に望んでいることはないんだ」
「私のキャリアは終わったよ」
「またル・マン24時間レースに出るという考えもあったし、最初はそれもいいかなと思っていた。だが、その後F1(アゼルバイジャンGP/6月19日決勝)と日程が重なることが分かった。マックスがどこか違うところでレースをしている状況だと私は落ち着いてなどいられないよ」
そう述べたヨスは、次のように付け加えた。
「正直に言って、今はマックスのことが最優先なんだ。彼のために、ほかのことはすべて忘れるよ。これをサクセス・ストーリーにしたいからね」