ルノーは来季からワークスチームとしてF1に参戦するためロータスを買収したが、その金額はわずか1ポンド(約180円)だった。
これを突きとめたのはF1ビジネス専門のジャーナリストであるクリスチャン・シルトとキャロライン・リードで、『Telegraph(テレグラフ)』紙に掲載の記事で、ルノーが1ポンドで90%の株を取得し、投資会社のジェニイ・キャピタルからチームを買い戻したと報じている。
ジェニイ・キャピタルは、2009年にルノーからチームを買収して以来、結局2億7400万ドル(約490億円)の損害を記録したと記事は伝える。
引き続き10%の株を保有するジェニイ・キャピタルだが、最高経営責任者のエリック・ラックスは、「長期のタイトルスポンサー契約について複数の相手と交渉中」だと語っている。
過去にはレッドブルがF1チームのジャガーを買収する際にも、その金額が1ドルだったことがある。