2015年にマノー・マルシャからF1デビューを飾ったロベルト・メリーが、まだF1キャリアをあきらめるつもりはないと語った。
今季マノー・マルシャから13レースに出走したメリーだが、最終的にはスポンサーを持ち込んだアメリカ人ドライバーのアレキサンダー・ロッシにレギュラードライバーのポジションを奪われてしまった。
だが、メリーは母国スペインのラジオ局『Cadena Cope(カデナ・コペ)』に対し、2016年にF1で別のポジションを確保するチャンスも「70%」はあると語り、次のように続けた。
「いくつかの選択肢はあるし、それを検討しているところなんだ。最良の選択をする必要があるからね」
メリーは、来年もレースシートを確保したいと考えてはいるものの、例えば控えドライバーというポジションに就いて、2017年に再びグリッドに戻るチャンスをうかがうという選択肢もあると説明している。
「いずれにせよ、今年は重要な年だったよ。F1ドライバーになるという夢を達成できたわけだからね」
そう語ったメリーだが、2015年に自分に与えられていたクルマは「古くて競争力がない」ものだったばかりか、チームメートのウィル・スティーブンスのクルマのレベルにも達していないものだったという。
それでも、自身にとって初めてのF1シーズンには精一杯のことができたと次のように付け加えるメリーだった。
「ポイントは取れなかったけれど、チームはこのシーズンに非常に満足しているよ。ハイライトはシルバーストン(第9戦イギリスGP)だった。レースの最後のほうではトップ10のクルマと同じペースで走ることができていたからね」