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モンツァ、F1イタリアGP継続に向けて前進

2015年12月25日(金)17:35 pm

「モンツァでのF1レースは救われた」

F1イタリアGPを主催するイタリア自動車クラブの責任者アンジェロ・スティッキ・ダミアーニがそう宣言したと報じられている。

財政的に苦境に立たされていたモンツァだが、イタリア議会が最近、モンツァがF1商業権を管理するバーニー・エクレストンと新たな契約を結ぶために主催者が必要な資金を運用できるよう「安定法」と呼ばれる法律を改正したことが明らかとなっていた。

イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、この法改正が非常に重要な意味を持つと報じている。これにより、イタリア自動車クラブではエクレストンが求める開催権料のほぼ3分の2にあたる額を計上することが可能となるからだ。

残りの額は、元F1ドライバーのイワン・カペリが率いるミラノの自動車クラブが工面することになると言われている。

スティッキ・ダミアーニは次のように語った。

「ミラノ自動車クラブはほぼ650万ドル(約7億8,000万円)を確保できると考えている。それはチケット販売によって賄えるものだ。そして我々が差額を用意することになる。ほぼ1,250万ドル(約15億円)をね」

「かなりの財政的義務だし、我々も貯蓄計画を策定せざるを得ないがね」

だが、モンツァが2017年以降のF1開催を確定するには、エクレストンとの交渉をまとめ上げることが必要だ。そして、そのための会議が2016年の1月前半に行われることになるだろうと言われている。

だが、スティッキ・ダミアーニは、「バーニーとの合意に関しては、基本的にはすでに満たすところまで来ている。あとは契約期間などを含むいくつかの詳細事項を詰めていくだけだ」と主張し、次のように付け加えた。

「目標は、私とカペリが1月末までに契約にサインできるようにすることだ」

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