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フルワークス体制となっても予算は増えないとルノー・スポール会長

2015年12月20日(日)2:24 am

ルノーのモータースポーツ部門であるルノー・スポールのジェローム・ストール会長が、2016年からフルワークス体制でF1に臨むルノーが年間予算を大幅に増やすようだとの報道を否定した。

ロータスを買収し、再びフルワークスチームで2016年シーズンに臨むルノーだが、現在最強を誇るメルセデスと同様の予算を計上することになるとの報道が行われていた。

だが、ストールはフランスの『Auto Plus(オト・プリュス)』に次のように主張した。

「まったくそんなことはない。今以上はないよ。これまでにサプライヤーとして使っていた額がそのまま上限として残るはずだ」

自らのワークスチームを運営しながら、同じ予算でなおかつこれまで通りエンジンの開発も続けていけるのかと質問されたストールは、次のように続けた。

「エンジンサプライヤーとしては得るものはなにもないんだ」

「スポンサーもなければ、FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント/F1商業権管理会社)から権利が与えられているわけでもない。パートナーシップもない。だが、チームということになれば、これらすべてを手にする権利が生じる。我々はそれを最大限に利用することになる」

ところで、ルノーでは2016年から運営することになるワークスチームの管理体制についてまだ何の発表も行っていない。うわさによれば、かつて4度F1チャンピオンになったアラン・プロストと、現在GP2に参戦しているARTグランプリの創設者フレデリック・ヴァスールがチーム運営に深く関与することになるのではないかと言われている。

ストールは、この件に関して次のように答えた。

「1月初旬に、カルロス・ゴーン(ルノー最高経営責任者)がすべてを明らかにすることになる」

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