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アルファロメオのF1復帰に疑問符を付けるモンテゼモーロ

2015年12月17日(木)17:15 pm

フェラーリの前会長であるルカ・ディ・モンテゼモーロが、アルファロメオのF1復活に関して過大な期待を抱かないほうが賢明だとのコメントを行った。

フェラーリの現会長であり、フィアット・クライスラーの最高経営責任者でもあるセルジオ・マルキオンネが最近、イタリアの名門ブランドであるアルファロメオを、「フェラーリのライバルとしてF1に復帰させることを考えている」と語ったことが報じられていた。

1950年にスタートしたF1で初代王座に就いたのが、アルファロメオを駆るジュゼッペ・ファリーナだった。以降、エンジンサプライヤーとして参戦していた時期もあったアルファロメオだが、1987年を最後にF1から姿を消していた。

■マルキオンネの意図はブランド名としての復活?

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、マルキオンネがアルファロメオの名前を出したのは、財政的に厳しい状況に置かれている小規模F1チームたちに安価のF1エンジンを提供するための新たなサプライヤー名としてそのブランド名を利用することを想定しているだけではないかと推測している。

マルキオンネは、今年大きな話題となったレッドブルのエンジン問題に関して次のように語っている。

「レッドブルとの取引が成立しなかった理由は、我々が2015年に改善を示したことを踏まえ、レッドブルのような高い技術力を持つチームに自分たちのパワーユニットを提供することは危険だと考えたからだ」

「私にとって興味があることはフェラーリが勝つことであり、レッドブルが勝つことではないからね。だが、フェラーリにはほかのチームへエンジニアリング対策を供給できるだけの技術能力はある」

■これまでにもうわさは何度もあったとフェラーリ前会長

一方、モンテゼモーロは、これまでも数年にわたって、アルファロメオがF1にカムバックするのではないかといううわさを「何度となく」聞いたことがあるとし、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』次のように語った。

「私には分からないが、まあ、様子を見ることにしよう」

「イタリア人としては、私もそうなることを期待しているよ。だが、こうした情報が出た後にちゃんと事実がついてくるかどうかを見ることが必要なんだ」

「繰り返すが、これまでも何年にもわたってアルファロメオに関するうわさはあったからね」とモンテゼモーロは付け加えた。

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