NEXT...F1開催スケジュール

バルテリ・ボッタス「2015年は不満の残るシーズンだった」

2015年12月09日(水)17:35 pm

ウィリアムズのバルテリ・ボッタスが、2015年シーズンは「あまり満足できるものではなかった」と語った。

ボッタスは、2015年も昨年に続いてチームメートのフェリペ・マッサとの勝負には勝利を収めている。だが、2013年シーズン限りでフェラーリのシートを失ったマッサのパフォーマンスは、以前に比べれば落ちていると考えている者も少なくない。

しかも、2014年シーズンにはドライバーズランキングを4位で終えていたボッタスだが、今年もF1最終戦アブダビGP前にはフェラーリのキミ・ライコネンを1ポイント上回るランキング4番手に位置していた。ところが、最終戦ではそれを逆転され、最終的にはランキング5位で終えることになってしまっていた。

「正直に言って、今シーズンにはあまり満足できていないよ」

ブラジルの『UOL Esporte(ウニヴェルソ・オンライン・エスポルチ)』にそう語った26歳のボッタスは、次のように続けた。

「運の悪いレースがいくつもあったし、クルマの性能を100%引き出せないことも何度かあった」

「直近の数レースではそれも改善され、何かが変わってきた。そしてクルマの感触もよくなったと感じ始めていたよ」

ボッタスはさらに、クルマの改善に関する方向性を定める上で、自分が重要な役割を担っていることが分かったと次のように続けた。

「ドライバーは、フィードバックを行うときには可能な限り正直かつ率直でなくてはならないんだ。僕は常に改善が進むようチームに働きかける必要があるし、僕自身がベストだと考えていることを明確に彼ら(チーム)に伝えなくてはならない」

「だけど、ひんぱんに改善ができるわけではないし、僕は今でもチームの改善を手助けしたいと思っている。来年はもっと強いクルマを手にすることができるだろうし、今シーズンよりはかなりいいパフォーマンスを発揮することができるだろうからね」

それでも、ウィリアムズが2015年シーズンも2014年と同じコンストラクターズランキング3位で終えることができたのは大いに称賛されるべきだろう。昨年はメルセデスAMGとレッドブル、今年はメルセデスAMGとフェラーリだけに後れをとっただけだ。

だが、ボッタスのマネジメントチームの一員でもある元F1ドライバーのミカ・ハッキネンは、ボッタスが2015年シーズンに満足できていないのは当然だと次のように語った。

「前年に比べて進歩できなかった場合、ドライバーが失望するのは当然だよ」

「ウィリアムズの戦闘力は昨年ほどよくはなかったからね。だけど、コンストラクターズ選手権で3位だったのは、チームにとってはいい結果だった」

自身のスポンサーである『Hermes(エルメス)』にそう語ったハッキネンは、次のように付け加えた。

「ウィリアムズがバルテリの仕事には十二分に満足していることは分かっている。忍耐も美徳だし、彼はいつか報われるよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック